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東京シティ・バレエ団特設サイト『白鳥の湖』~大いなる愛の讃歌~にて当館が紹介されました。

1946年、日本で初めて全幕上演された『白鳥の湖』の舞台美術を担当したのは、藤田嗣治でした。「乳白色の裸婦画」をはじめ、猫や少女をモチーフにした絵画や版画、装丁、木工や陶工による手仕事など、幅広い分野で多才に活躍した藤田でしたが、劇場芸術に対しても深い愛情を抱き、生涯でいくつかの舞台美術を手がけました。
当時の舞台装置や資料は散逸し、長らく詳細が不明でしたが、近年の調査研究によってその全貌が明らかとなり、2018年には藤田の構想を基にした全幕版として復活を遂げました。こうして新たに生まれ変わった"白鳥"は、その芸術的な価値が再評価されています。

東京シティ・バレエ団は、日本バレエ界初の合議制バレエ団として設立。Ballet for Everyone(バレエ・フォー・エブリワン)をミッションに掲げ、古典バレエとオリジナルバレエのほか、ウヴェ・ショルツら海外振付家の作品も上演し、意欲的な活動を続けています。1994年東京都江東区と芸術提携を結び、提携公演など多彩なプログラムを展開しています。藤田没後50年の節目にあたる2018年、創立50周年記念公演として、この藤田の舞台美術を復元した『白鳥の湖』を上演しました。

今回の公演は3度目の上演となり、会場は藤田が渡仏前に画業を研鑽した上野の地です。舞台美術家・藤田の空間芸術と、バレエ団が誇るトップダンサーたちによるパフォーマンスが融合し、力強くも詩情豊かな舞台が展開される『白鳥の湖』~大いなる愛の讃歌~ を、ぜひこの機会に堪能してみてください。

公演日時・チケット情報の詳細はこちらから>>https://www.tokyocityballet.org/schedule/schedule_001019.html
※当館ではチケットの販売は行っておりません。お買い求めの方は、上記URLをご確認ください。